小さな妖精たち
-The little fairys-
■No.001 ココロのナース (2009/08/03)
傷ついた人を手当てするのがナースさん。
でも、ココロのナースは小さいから、手当てをしたくてもできません。
それでも、ココロのナースは頑張ります。
体を癒す事はできなくても、その人のココロが癒せるように。
■No.002 かざぐるま姫 (2009/08/03)
かざぐるま。
それは風の存在を知らせてくれるもの。
でもおもちゃだから、強い風だと壊れちゃいます。
かざぐるまがきちんと回る風は、せいぜいが少しのそよ風だけ。
でもだからこそ、小さな風の存在を知らせる為に
かざぐるまは一生懸命回ります。
みんなに、小さな風を感じてもらう為に。
彼女は、そんなかざぐるまの妖精なんです。
■No.003 ゆきおんな (2009/08/03)
冬の日。大きく積もり積もった雪。
作られた雪だるまには、ときどき女の子が顔を出す時があります。
でもそれは、こどもたちが作った雪だるまだけ。
こどもたちの、不器用にもいっしょうめんめい作った雪だるま。
たとえできあがったものが、とても不恰好だったとしても、
頑張って頑張って、そしてとても楽しんで作り上げたとき、
その女の子------ゆきおんなは、中から顔を出すそうです。